新刊

「苦しい親子関係」から抜け出す方法

著者 石原 加受子
出版年月日 2018/10/03
ISBN 9784866670928
定価 本体1,400円+税
在庫 在庫あり
苦しい親子関係で、
「ぜんぶ私が悪いんだ」と罪悪感を持ったり、
「自分が耐えればいいんだ」と我慢したりする必要は、もうありません!

親の干渉、束縛、攻撃、支配、依存…
人気カウンセラー親と子のしんどい関係を変える3つの方法を、
具体的例とともにご紹介します。


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はじめに


親との関係で「つらい、苦しい、やりきれない、腹が立つ、憎い」といったネガティブな感情に囚われて
「親の存在そのものが苦痛だ」と訴える人たちが増えています。

こんな親子問題を抱えて相談に訪れる人たちの中には、すでに、ぬきさしならない状況に陥っているケースも
少なくありません。
最初から親との関係に悩んで相談する人もいますが、職場の上司や同僚などとうまくいかないという相談が、
話を聞いていくうちに、最後にはこの「親子関係が苦痛」に行きつくという人もいます。

また、親自身が子どもについて悩んでいる場合でも、その発端は、自分の親子問題の前に、
親自身の「親」との問題だったのだと気づく親もいます。
このように親子問題は、親子三代にわたっての、言わば家系として続いている問題とも言えるのです。

しかも、この親子関係が昨今では、いっそう深刻化しています。
その原因や理由は、私たちをとりまく社会の状況です。
「親の存在を苦痛に感じる人が増えている」と書きましたが、実際には、もともと苦しかったものが、
社会の変化によって、声を上げざるを得ないほど苦しくなり、表面化するケースが増えたと言ったほうがより正確でしょう。
2014年に『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』(学研パブリッシング)を出版しましたが、
状況は当時より悪化していると痛感しています。

この本では、親子関係を苦しいと感じる心のメカニズムをさらに掘り下げ、構造的な視点から、親子の言動パターン、
さらには社会的な背景に注目して、解き明かしていきます。
そして、コミュニケーションの取り方など、この苦しい関係から抜け出すための、具体的な方法を提示しています。

社会環境の悪化が影響しているというならば、解決のしようがないのではないか、そのように思われる人がいるかもしれません。
しかしそれは誤った考えです。

1つは、親子問題の全体像を、正しく知ることが重要です。
特に、自分を責めてしまう子どもにとっては、「自分のせいではない」ということを知ることは、
大きな救いとなるでしょう。
あるいは、親を責めてしまう子どもにとっては、親が育った社会環境や教育環境を知ることで、
「親だけが悪いわけではない」と、親を理解する心が芽生えるかもしれません。
そうすることで、いざというときお互いに手を差し伸べ合える絆を取り戻せるかもしれません。

もう1つ、社会が個人に影響を及ぼすように、個人もまた社会に影響を及ぼします。
自分の言動パターンを変えることで、結果的に、負の連鎖を断ち切ることができるのです。

親子関係でも、とりわけ母親と娘の間での確執は、根深くなりがちです。
単なる関係のこじれだけでなく、娘の側が摂食障害やうつなど深刻な症状を引き起こすケースも少なくありませ。
そのため母と娘のやりとりを中心に掲載していますが、考え方や具体的な方法については、男性、女性を問わず有効です。

本書が、あなたの親子関係の苦しさを終わらせ、さらにはそれによって人間関係全般にポジティブな影響を及ぼす、
そのきっかけになることを願っています。

石原加受子
第1章 なぜ「苦しい親子関係」が生まれるのか
第2章 親が子を傷つける本当の理由
第3章「親は親、私は私」になるために
第4章 自分の「言動パターン」を意識する
第5章 親より自分を大切にする方法
第6章「自分のため」が「相手のため」になる
第7章 自分を表現する練習

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