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あなたの会社を永続させる方法
成長戦略〜事業承継のすべて

著者:久野康成

1,575円

四六判

ISBN978-4-86063-236-6

【担当編集者のコメント】
中小企業の経営者を常に悩ませる<業績の停滞><市場参入のタイミング><早期成長の方法><従業員の雇用の安定><後継者を誰にするか><企業価値の高め方>などの問題――そんな悩みを本書ですべて解決! 中小企業にこそ有効なM&A、そして「D(Divestitures:売却)」の方法をお教えします。

【著者のコメント】
「会社を永続させる方法」とは、存在するのでしょうか?
 実際のところ、永続させる方法は存在します。
 技術的な面から言えば、その方法は簡単なものです。常に、キャッシュフローをプラスに保つ経営を行えばいいだけです。
ですが、もう1つの方法――「事業を誰に継がせるか」という問題は、なかなか解決が難しいようです。経営者は事業承継について早い時期から考え、後継者の育成に努めることが必要でしょう。

 さらに今後は、中小企業を永続させる方法の1つとして、M&Aを視野に入れることも重要になってきているのです。

【著者はこんな人】

久野 康成(くの・やすなり)

株式会社東京コンサルティングファーム 代表取締役会長兼CEO
久野康成公認会計士事務所 所長
明誠監査法人 パートナー
東京税理士法人 統括代表社員
公認会計士・税理士・社団法人日本証券アナリスト協会検定会員
1965年生まれ。愛知県出身。89年滋賀大学経済学部卒業。90年青山監査法人(プライス ウオーターハウス)入所。監査部門、中堅企業経営支援部門にて、主に株式公開コンサルティング業務にかかわる。「成長をサポートする」ことこそクライアントの真のニーズに応えることだという思いから、98年久野康成公認会計士事務所を設立。営業コンサルティング、IPOコンサルティングを主に行う。現在、東京・横浜・名古屋・大阪・福岡・香港・ニューデリーにて、「第2の会計事務所」としてM&A、事業承継コンサルティング、IPOコンサルティング、連結決算早期化支援、経理スタッフ派遣・紹介など幅広い業務を展開。著書に『できる若者は3年で辞める! 伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる』(出版文化社)がある。

■■本書の目次■■

はじめに

1章 「儲かり続ける」会社をつくる基本戦略

1 会社には寿命がある!
     会社の「年齢」がわかれば、戦略が見える/ピラミッド型こそ理想形
2 社歴の長い中小企業の多くは「踊り場」にいる
     「踊り場」は高年期を迎えようとしている状態/踊り場状態が続くと倒産することも
3 事業の売上アップをはかる「S字カーブ」
     経営力を上げ、顧客離れを食い止める/イノベーションを起こし続ける
4 多角化経営の発想をもつ    
     新規事業はなぜうまくいかないか/起業家精神こそ成功への道
5 どのタイミングで新規事業を始めるか    
     市場のライフサイクルに合わせて考える
6 M&Aによる成長戦略とリスク    …
     「時間を買う」ためのM&A/リスクとスピードは、常にトレード・オフ
7 M&Aで事業売買を行うタイミング    
     買い手のベストタイミングとは/売り手のベストタイミングとは
8 企業を成長させる戦略の「順序」    
     基本は「選択と集中」/成長戦略は順を追って
9 PPMを活用して経営バランスを見る    
     製品が戦略的に管理されているか/その事業は魅力的か
10 PPMと製品ライフサイクルからキャッシュフローを見る・・
     今後の事業の方向性を探る/「金のなる木」だけでもダメ

2章 成功するM&Aとは・失敗するM&Aとは

1 「M&Aの成功」とは何か?    
     買い手の性質で「成功」は異なる/「シナジー」と「投資収益率」がカギ
2 「M&Aの失敗」とは何か?
     売上増にこだわるM&Aは、大きな失敗を招く/競争心は企業の「突然死」を招く
3 相手企業の本当の資産は何か?
     財務データに頼るな/最大の失敗要因は「人にかかわる問題」
4 事業の多角化は利益率の低下を招く
     売上が増えても利益が出ない?/追加的な多角化は利益率を落とす
5 「顧客への価値提供」を踏まえたM&Aを
     企業の本来の目的とは/顧客あってこその企業

3章 永続企業に変えるためのいちばん大事な考え方

1 成長する会社と衰退する会社の違い    
     会社が年老いてしまう原因とは/「生業」から「企業」への転換を/組織力で顧客と向き合う
2 「顧客満足」か「従業員満足」か    
     永続のカギは「顧客主義」/「従業員満足」という落とし穴
3 永続的な企業にするための優先順位    
     会社は誰のものか?/長期志向の理念をもつ
4 経営理念の最終段階とは
     理念は経営者の志の高さを表す/「従業員のための経営」では経営者が育たない
5 事業承継はスタート段階で考える    
     「最後に解決すべき」だからこそ最初に/事業承継も成長戦略のひとつ
6 大量廃業時代がやってくる
     廃業数は増加の一途/事業承継も戦略的に考える

4章 会社を誰に続けさせるのか?

1 事業承継には資本承継と人的承継がある    
     最たる問題は「人的承継」/人的承継と資本承継を切り離す
2 人的承継のすべて
     子どもに対する承継/役員・従業員に対する承継/経営者をヘッド・ハントする
3 株式公開による事業承継
     株式公開のメリット/株式公開のデメリット
4 MBO・EBOによる承継
     役員・従業員による経営権の取得/中小企業の事業承継にも有効
5 投資会社への売却――BO・MBI    
     外部承継のポピュラーな方法/両者のニーズはマッチしているか
6 同業者・事業会社への売却――M&A
     外部承継のもうひとつの方法/事業譲渡も視野に入れる
7 誰にとっての事業承継なのか?
     事業承継によって、さらに良い企業になるために/顧客は何を望むか

5章 「会社の値段」はこう決まる

1 企業価格の決定方法
     企業には「値幅」がある
2 売却価格の上限・下限とは
     売り手にとっての最低価格/買い手にとっての最高価格
3 企業価値の算定方法
     「コストアプローチ」「マーケットアプローチ」「インカムアプローチ」/その会社を自社でつくったらいくらか――再構築原価法
4 将来のキャッシュフローが価値を決める――DCF法
     最も理論的な「DCF法」/社債で考えてみる/現在と将来のキャッシュフローの価値を比較する/DCF法を理解しよう/割引率の算定方法/企業価値と株主価値
5 事業承継対策での買収価格決定方法
     中小企業の多くは時価純資産法を利用/営業権評価法も併せて利用
6 デューデリジェンスの意味
     M&A前には必ず調査を/企業哲学や組織風土もDDされている

6章 「ROA経営」で企業価値を高める

1 経営改革はここから始める
     キャッシュフロー経営の発想が大事/短期的な経営改革のために
2 誰でも使える「ROA経営」モデル
     最低いくら稼がなくてはいけないか/ROAを「収益性」と「資本効率性」に展開する
3 ROAを展開すれば「結果」が変わる
     「原因」を変えてこそ「結果」が変わる/強い信念をもつ
4 すべてのコストはコントロール可能である
     経営者はすべての原価をコントロールすることが必要/改善こそが利益を生む
5 営業プロセスの体系化と「改善」
     仕事の本質を見誤らない/「作業」に没頭していないか
6 予算達成までのプロセスの立て方    
     プロセスのコントロールが予算達成のカギ/結果はすべて自身の問題である
7 改善できているかを測定する    
     タイムシートによるタイム・マネジメント/「できる人」と「できない人」
8 「原価計算」改革の必要性    
     分析とフィードバックを徹底する/原価や生産性は総コストで明確にする
9 ROA経営で業績アップ
     「個人の目標」と「会社の目標」の整合性をとる/すべては経営者の意識次第

7章 事業継承対策としてのMBO活用法

1 事業承継型MBOの事例
     多額の資金調達をどうするべきか/「株式譲渡」によるMBO/「事業譲渡」によるMBO/会社分割によるMBO
2 株式譲渡の際の節税方法
     オーナーの手元にはいくら残るか/節税効果を高めるには
3 三角合併の活用法
     非上場企業も使える三角合併/対海外企業のみのツールではない

おわりに

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