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スモールカンパニー
儲け上手になれる本

著者:川崎 裕司

1,470円

四六版

ISBN4-86063-008-4

これから新規に起業をされる方、現在、事務所や会社を運営して四苦八苦されている方に、どうしたらないものづくしのスモールカンパニーから這い上がれるか、ビックに儲けることができるのかをお教えします。
 

【本書の内容】
PART1■売れない時代の成功法則        スモールカンパニーの時代がやってきた!
PART2■墜落防止の絶対原則           自分の山を知る
PART3■華麗なテイクオフに向けての基本法則  起業までに固めておきたい十のこと
PART4■商売を軌道に乗せる実行法則      売上をつくる十一のツボ   
PART5■チャンスをものにするための応用法則  山が大きくなる時の四つの対処法
PART6■さらなる発展のための発想法則     もっとリッチな会社をつくる七つのヒント

【著者はこんな人】
川崎 裕司(かわさき・ひろし)
●1957年神奈川県鎌倉市生まれ。大学卒業後、書店勤務を経て、1989年に仲間とパソコン販売会社設立。その後1996年より現在のスタッフとともにインターネット・ビジネスに取り組む。
●現在は「Digital Point,Inc.(本社:米国)」の代表取締役。ドメイン取得・レンタルサーバー・ショッピングカート・クレジットカード決済・ハワイ法人設立代行・米国進出コンサルティング・セミナービデオ販売などを行っている。3〜5年先にブレイクするもの、スタレルものに対する先見性には定評がある。東京中小企業家同友会・下町皆援隊・Tokyo Biz-Net・全国くじ付きクーポン券普及協議会などの会員。
●著書に『30万円でらくらく株式会社をつくる本』『ザクザク儲かるホームページの掟』(あさ出版)がある。
連絡先:kawasaki@d-p.gr.jp
URL :http://www.ha-wa-ii.com/ 

■■はじめに■■

スモールカンパニーでビッグに儲ける!

 私は二十代後半で独立し、「個人事業」「有限会社」「株式会社」と、ずっと経営者の端くれをやってきた。一カ月に数億円もの売上を上げるような仕事ができた時代もあった。残念ながら会社を潰すような経験もした。儲かったり一文無しになったり、まさに人生も経営も「山あり谷あり」だということを肌で感じてきた。
 三十代半ば、世間では脂がのりきっているといわれる時に、資金も仕事もほとんどなく暗中模索を繰り返していた。現在の会社は数年の個人事業時代を経て、四十代に入ってから懲りずに起こした。二〇〇〇年の春、アメリカの株式会社としてパートナーと二人で設立した。といっても当時は活動の拠点は主に日本だった。アメリカ(ハワイ州)に会社を設立したのは、私たちのビジネスがインターネット関係なのでグローバルな展開をはかりたかったからだ。これまでの経験から日本の会社の規制や運営方法に疑問を感じていたということもあった。
 この会社も何とか設立から二年が過ぎた。二人で自宅の一室からスタートしたビジネスも、現在はスタッフ六人でアップアップするようになってきた。提携先も日米合わせて数十社となり、ハワイのワイキキのど真ん中にオフィスを構え、現地のスタッフを雇えるまでなってきた。
 またこの二年間に、本を二冊出版させていただいた。一冊は・ザクザク儲かるホームページの掟・(あさ出版)という本で、これまでインターネットビジネスにかかわってきた総まとめとして出した。幸い、インターネットのオンラインショップ向けのサービスを行っていたので、「売れる」ためのノウハウがたくさん溜まっていた。それをまとめて今後インターネットビジネスに参入する方の役に立てばと出した本だった。
 時期がよかったのかこの一冊目の本はそこそこ売れて、商工会議所や中小企業家同友会などいろいろな組織から講演依頼が舞い込んでくるようになった。その後しばらくは講演の講師が本業のような生活をしていたが、この間にたくさんの成功事例や失敗事例を見聞きし、私の中でのノウハウはさらにどんどん溜まっていった。
 二冊目の本は私がアメリカに株式会社をつくった経験談を書いた本で・30万円でらくらく株式会社をつくる本・(あさ出版)というものだ。特殊な起業形態の本なのでそんなに売れないのではないかと思ったが、これがけっこう支持を得た。お陰様でこの本は現在もまだ売れている。
 この二冊目の本を出して以来、たくさんのスモールカンパニー予備軍から起業に関しての相談を受けるようになった。相談の内容も「個人事業と法人とどちらがよいか?」から始まって「節税の仕方」「社員の使い方」「儲け方」までさまざまで、答えるほうも大変だった。お陰様で日米ともに、会社法、税法、移民法、不動産関係まで詳しくなった。
 私の会社もスモールカンパニーだったし、この二冊の本の読者もスモールカンパニーもしくはその予備軍が圧倒的だった。いつの間にか私の周りは、自社も含めて個人事業や零細企業の集まりになっていた。このなかでスモールカンパニーならではの悩みごと、「事務所をもったり、社員を雇うことのむずかしさ」「資金がないなかでの広告活動のむずかしさ」「月間粗利一〇〇万円を超えることのむずかしさ」「年間粗利三〇〇〇万円をクリアすることのむずかしさ」等々を嫌というほど見聞きしてきたし、体験もしてきた。
 また新規に起業をされる方の中に、事務所や会社などの器だけは用意できても、スモールカンパニーの運営方法を知らない人が多いことに驚いた。会社の操縦方法ならまだしも、商売の仕方を知らない人もたくさんいる。ひどい例になると、事務所や会社だけを用意して肝心の商品やサービスがないという人まで現われる始末である。
 本書は、現在スモールカンパニーを運営して四苦八苦されているみなさん、またこれからスモールカンパニーとして起業しようとしている方のために書いた。
 たとえば次のような方たちだ。
●とにかくまとまった資金はない
●現在大きな収入がない
●自分一人、もしくは奥さんや仲間と二人で始める
●人脈もたいしたことはない
●もちろん知名度もない
●物販の場合は、無店舗・無在庫販売クラス
●非物販のサービス業の場合は、主にインターネットを活用

 私の考えるスモールカンパニーの目標数値は粗利三〇〇〇万円である。業種や形態によって粗利率はまちまちだろう。粗利が九〇%近くあるサービス業の場合には年商三三五〇万円くらいになる。仕入れが発生する商売や代理店など、粗利が三〇%くらいのビジネスでは年商一億円ということになる。これが目標数値だ。これを超えるようになればもはやあなたの会社はスモールカンパニーではない。 
 本書はこれまでの自分の経験、そしてたくさんのスモールカンパニーの運営を見てきたなかから、「年間粗利三〇〇〇万円」に向かって何を考え、何を知り、どうしたらよいかをまとめた。本を読んだ全員がうまくいくことはないかもしれないし、業種などが違いすぎる例もあるかもしれない。しかし一社でも多くのスモールカンパニーが「年間粗利三〇〇〇万円」のラインを飛び超えてくれれば幸いである。
 スモールカンパニー・マジックを成功させよう! これからはビッグに儲けるスモールカンパニーの時代になる。
 最後に、本書出版を支えてくれたスタッフおよび提携先のみなさまに感謝いたします。

 二〇〇二年十月吉日                            川崎 裕司

■■本書のもくじ■■
はじめに

プロローグ
私はスモールカンパニーです。
●三十歳を前に独立。売上は伸び、規模も拡大――
●一転、一文無しに。食費にも窮するなかで――
●年間粗利三〇〇〇万円を超えた会社の苦労やノウハウを伝えたい

PART1 売れない時代の成功法則
スモールカンパニーの時代がやってきた!

●スモールに始めてビッグに稼ぐ
大きな会社が苦しむ時代/スタートはすべてミニマムに/なりは小さく、余裕は大きく
●事務所なし、社員なしを恥じてはいけない
会社を起こすだけなら誰でもできる/マイナスを転じて福となす
●社長=商売人を忘れてはいけない
肝心なのは商売の中身/商売とは何かを知る
●しっかり稼いでこそ「商売」
商売はボランティアではない/必要以上に大志を抱かない
●実践に勝る教師なし
知識よりも、まず商売/「社会性」や「公共性」はゆとりと安定ができてから/すべては儲けがあってこそ
●目指すは理想のスモールカンパニー
一人前のスモールカンパニーとは/使えるお金は粗利で決まる/粗利が高くても固定費が大きくては意味がない

 

PART2 墜落防止の絶対原則
自分の山を知る

●山とは、「ヒト・モノ・カネ」のことである
小には小の山がある/スモールカンパニーのまま大きな山に行こう

 失敗しないための鉄則・
●間違った山でビジネスをしても的はずれ
大手企業と同じやり方では通用しない/こなせる仕事量には限りがある

 失敗しないための鉄則・
●自分の山を知る
自分の山を知る三つのチェックポイント
チェック・ 自分のもっている技術や得意な部分は?
チェック・ 手持ちの資金は?
チェック・ 自分の人脈は?

 失敗しないための鉄則・
●山に合ったビジネスをする
山に合わせて会社を起こす/必要最小限の粗利益を設定してみる/経費のことも考える/少しずつ資金をプールする

 

PART3 華麗なテイクオフに向けての基本法則
起業までに固めておきたい十のこと

 ・「カネ」はどうするか?
●最低でも一〇〇万〜二〇〇万円は自力で用意する
経営の基本は「無借金」/労せず手にした金は身につかない/小さな元手をコツコツ増やす/ともかく自力で立ち上げ資金を用意する/法人化にも金をかけない/「ここぞ」という時に資金を動かすために

 ・「モノ」はどうするか?
●自信のもてる「自分の商品」をつくりあげる
会社をつくれば商品もついてくる?/己を知り、敵を知る/自分の商品のプロになる/何でも屋ではいつも「かすかす」/プロのノウハウを提供して信頼を得る

 ・「誰に」売るか?
●中途半端では売れるものも売れない
ターゲットをきっちり絞り込む/「○○のことなら、あの会社」

 ・「どう」売るか?
●店舗を構えるのか、通信販売にするか、それともオンラインショップか…
「売り方」によって押さえどころが違ってくる/オンラインショップはメール対応が命/若者向けなら移動販売もおもしろい/サービス業はネットで人脈を広げる/要望や愚痴が聞けるようになったらしめたもの

 ・「いくら」で売るか?
●価格で勝負するのか、付加価値で勝負するのか
競合他社の価格とサービス内容を洗い出す/競合他社の動きを常にリサーチ

 ・「告知」はどうするか?
●少ない予算で最大限の広告宣伝効果を上げるために
まずは知ってもらうこと/インターネット内の広告活動もいろいろある/「スパムメール」は絶対やってはダメ/無料で配布される情報新聞も効果的/広告も中身が大事/アピールポイントを絞り込む

 ・「オフィス」はどうするか?
●事務所を借りるべきかどうかは、よく考える
壁は保証金/自由業系は事務所にお金をかける必要はない

 ・「会社の体裁」はどうするか?
●見栄を張らず中身で勝負する
手づくり名刺でも売上に影響なし/大切なのは人柄とビジネスの内容/“身分不相応”は逆に印象を悪くする

 ・「ヒト」はどうするか?
●スタッフの採用は慎重のうえにも慎重を期す
人の問題は会社の屋台骨を左右する

 ・「計画」はどう立てるか?
●「捕らぬ狸の皮算用」になってはいけない
大切なのは売上予定と資金繰り/車より空気洗浄器のほうがたくさん売れる?/清水の舞台から飛び降りる覚悟で広告を出すも……/最悪時を常に想定する

 

PART4 商売を軌道に乗せる実行法則
売上をつくる十一のツボ

 ・商売に徹する
●売上アップと経費削減に全力を傾ける
月末に大慌てでは遅すぎる/赤字経営は致命傷

 ・人に頼らない
●経営者ほど仕事に情熱をそそげる人間はいない
自分だけでできる事業から始める/スタッフから信頼される経営者とは/経営の厳しさを自覚する

 ・便利なツールを使う
●最新システムを使えば、運営が数段ラクになる
「情報武装」はもはや不可欠/データベースサーバーでサテライトオフィスを有効活用/コストと効果をはかりにかける

 ・販売前のモチベーションアップ
●自信があるとモチベーションも上がる
用意周到に不安材料を取り除く/自信をもってアプローチするために/「欲しい」と思わせる

 ・販売時の誠実さと買いやすさ
●販売とはお客様の「背中を押してあげる」こと
接客態度が売上を左右する/その時、お客様の目が輝いた/モチベーションが高い会社は、トラブルにも強い

 ・販売後のアフターフォロー
●本当に大切なのは売ったあと
その対応が、会社の評判を左右する/アフターフォローで顧客を囲い込む

 ・継続と変化
●「石の上にも三年」は本当か?
売れないまま、三年待っても仕方ない/垂直立ち上げで短期決戦に臨む/「事業は継続なり」は本当か?/
事業の浮き沈みに備えて「柱」を増やす

 ・効率化とコストダウン
●サテライトオフィスを視野に入れる
仕事の内容次第で効果抜群/ネットで「スタッフや仕事の流れ」をつかむ/ネットバンキングと携帯電話で入金確認/定期的な集金は代行会社が便利

 ・デジタルVSアナログ
●ハードはデジタル、ハートはアナログでいこう
サイトは人間くさいほうが効果的

 ・最低限の計数管理
●「勘定あって銭足らず」になってはいけない
大切なのは「売掛」と「買掛」のコントロール/計数管理のポイントは「粗利」/「経常利益」は会社の実力/「損益分岐点」が運営の目安/「損益分岐点比率」は売上ダウンに耐えられる度合い/どんぶり勘定では、危機を察知できない

 11 経営センス
●経営は実力七分、運三分
波が来たら一気に動く/情報と人が運を呼び込む

 

PART5 チャンスをものにするための応用法則
山が大きくなる時の四つの対処法

 天狗になるな
●周りを非難し始めたら要注意
ただの天狗と謙虚なカリスマ/「頑固さ」は人も儲けも遠ざける

 ・経費が膨らんできた
●経費を抑えながら売上を伸ばす方法を考える
売上が伸びている時こそ経費に敏感になる/税理士さんがついているから大丈夫?/削る経費にも限界がある/金銭感覚が麻痺していないか/「法人」の見栄に惑わされない

 ・仕事量が増えてきた
●思い切った発想の転換でオーバーワークをコントロール
「時は金なり」/常識にとらわれずに考えよう/コンピュータ化で効率アップ

 ・スタッフが必要になってきた
●正社員、アルバイト、アウトソーシングという方法がある
一時的な人手不足にはパート・アルバイト/正社員は「幹部スタッフ」/個人事業規模の「人」にアウトソーシングする

 ・一時的にお金が必要になった
●よそから資金を調達するか、内部で資金を調達するか
売上が上がれば、お金も必要になってくる/まずはコツコツと貯めたお金を使う/親族・友人・取引先をあたってみる/銀行抜きで資金調達が可能な「私募債」/借り入れの返済は余裕をもって

 年間粗利三〇〇〇万円に向かって
●商材と平均単価から販売方法を検討してみる
商品を一日に何個売ればいいのか/一日に必要な売上額から価格を導き出す

 

PART6 さらなる発展のための発想法則
もっとリッチな会社をつくる七つのヒント

 ・交流を広げる
●精神はあくまでもギブ&テイク!
地域密着型団体の集まりに参加してみる/異業種交流会も種類はさまざま/宣伝や売込みばかりする人は嫌われる

 ・コラボレーションを考える
●新しいビジネスを開拓する
提携相手とのバランスが大事/一大勢力をつくるという手もある

 ・知識と資産を蓄える
●豊富な知識と資産が次のビジネスチャンスを生む
軌道に乗り始めたら、貪欲に知識を得る/知識とともに資産も蓄える/不動産購入も悪くない

 ・次の事業展開を検討する
●第二の柱、第三の柱を打ち立てる
会社を長く続けていくために/余裕がないと、よい企画は生まれない/余裕がヒット商品を生む

 ・新しい事業を考える
●キーワードは「グローバル展開」と「駐車場方式」
海外にいる日本人をターゲットにする/毎月決まった収入を確保する

 ・新ビジネスを生むヒント
●商品(サービス)企画の発想はこんなところから
独創的な商品やサービスが求められている

 ・ニッチ(隙間)を狙う
●スモールビジネスの市場は「ニッチ」にあり
一割の人が必ず欲しがる「特別な市場」を狙う/「より絞り込まれた市場」を狙う/ニッチ市場だからナンバーワンになれる/ニッチでリッチになろう!

おわりに

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