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売場力を鍛える

著者:永島幸夫

1,575円

四六判

ISBN 978-4-86063-247-2

【担当編集者のコメント】
「なんで売れないのかわかんない」そんな思いを抱いている方は多いのではないでしょうか。
私の周りにも、同じ様な悩みを抱えている人が少なくありません。
「いい商品なのに売れない」「いろいろ工夫しているのに売れない」と……。
著者である永島先生は、商品を売り切るためには売場力を強くしなければならないと、本書で謳っています。ただし、売場だけを変えればいいのではなく、売場に携わるいろいろなことを含めて見直すことが必要であると。
本書では、普段見逃してしまいがちな些細なことから、みなさんが検討に検討を重ね考えるべきことまで、「売場力」を鍛えるためのありとあらゆる方法が述べられています。
たくさんのヒントが詰まっていますので、みなさんのお役に立つこと間違いなし。本書を使って、売場力を強くしてください。

【著者のコメント】
本書は小売業の「現場=売場」を強くするための方法を、私の三十数年のコンサルタントとしての経験と実績からまとめた本です。
日常的に何をすれば強くなるか、やるべきことを具体的に解説しています。
売場は確かに忙しい、しかし、日常業務に埋没することなく無理なく確実に売場を進化させる「売場力」という新しい方法を見い出し、勝てる小売になる究極の方法を解き明かしました。
日本の小売業に、今後画期的な戦略は生まれてこない。しかし、戦術面ではまだ進化は進む。私はそれが「売場力」と考えています。
「売場力」の差は企業間格差を決定的にします。やるべきことを「より確実に」「より速く」「より効率的に」愚直なまでに「やり続ける」仕組みが「売場力」なのです。
「売場力」は、人や経営者が代わってもDNA(遺伝子のことだが、本書では企業体質、社風の意)として企業に根付き永続的な発展を担保するものです。

【著者はこんな人】

永島幸夫(ながしま・ゆきお)
売場づくり、店舗設計をスタートにして経営指導から販売促進まで流通業の総合的なコンサルティングを続けている。その範囲は中小企業から年商1兆円を超える著名企業までと幅広い。「メーカー」「卸」「小売」の流通三段階に豊富なコンサルティング経験を持つ。35年間で2000店舗以上の指導実績がある「売場づくり」の第一人者。ニックネームは「ミスター売場づくり」。
 武蔵野美術短期大学卒業。(株)日本リティルサポート研究所代表取締役。中小企業診断士(経済産業大臣登録)。日本商工会議所講師やNHKテレビ商業経営関連番組協力講師も務め、『日経MJ』など流通業界専門誌紙にも多数執筆。
 主な著書に『図解 売れる陳列
売れない陳列』(PHP研究所)、『必ず売れる陳列』(すばる舎)、『どんどん儲かるお店のつくり方』(ダイヤモンド社)、『思わずお客が入ってしまうPOPと看板・店頭レイアウトのつくり方』(日本実業出版社)、『「売れる店づくり」40の仕掛け』(かんき出版)などがある。

●連絡先
株式会社日本リティルサポート研究所
http://homepage1.nifty.com/nr-support/

■■本書の目次■■

はじめに
「強い売場」をつくる六つの力

序章 現場の力「売場力」を鍛える

1・「売場力」こそが企業を永続的に発展させる原動力だ!
    ◇小売業の現場「売場」の強化が大切だ
    ◇地味な社員の集団でも総合力を発揮している強い現場がある
    ◇トップとマネージャーは現場のために働け
    ◇売場が企業を支える大黒柱であることの誇りをもつ
    ◇売場は本部の情報を「見ない」のではなく「見られない」
2・トップの戦略が必ず売場で実行される秘訣
    ◇トップの戦略がなぜ永続的に実行できないか?
3・内部矛盾をえぐり出し改善することが売上げ増の一番の早道
    ◇短期の売上げ目標より業務改善による成長を
    ◇日常業務こそルーチンワーク化せずに日々改善せよ!
    ◇二律背反の問題をPOPで改善した例
4・企業哲学までに昇華された「売場力」
    ◇「売場力」を強くするための必須条件
    ◇徹底して議論しなければ改善策は生まれない
5・経営方針や指示が売場でスムーズに実行される方法
    ◇トップダウンから自主的な行動は生まれない
    ◇売場はなぜトップやマネージャーの指示を実行しないのか?
    ◇全社員が業務全体の最適化を考える
    ◇一貫した理念で貫かれた明確な指示を出す
    ◇要点だけの単純な指示では売場は動かない
6・「売場力」を強くするためのマネージメントの役割
    ◇「売場力」強化で他社との競争を優位にする
    ◇自由闊達な意見が出る社風をつくる

第1章 売場が自ら問題を発見し解決する「改善力」

1・業務連鎖は部分の最適化ではなく全体を最適化する
    ◇トヨタの「現場力」を小売に応用するには
    ◇業務連鎖の改善の目的はお客様に満足を提供すること
    ◇業務連鎖は「全体の最適化」を徹底させること
2・改善意欲を社風にまで高めるPDCAサイクル
    ◇PDCAサイクルの活用で社風を変える
    ◇年間五二週のPDCAサイクル
    ◇PDCAサイクルを回し続ける場をつくる
    ◇朝礼・夕礼では改善目標のPDCAサイクルが重要になる
3・売場の問題の発見法と解決法
    ◇レーダーチャート図を使って優先順位を決める
    ◇顧客の苦情は改善の宝庫・部下の不満は改善の宝の山
    ◇「それはなぜなのか?」の発想で問題の真の原因に迫る
4・小グループ活動と提案制度で売場を改善する
    ◇将来のリーダーを育てる小グループ活動
    ◇効果的な小グループ活動の進め方
    ◇小グループ活動に参加した人の感想
    ◇適正な評価と表彰制度をつくる
    ◇社員の意見が積極的に出てくる方法
    ◇売場の意見を提案制度で汲み上げ、日常業務を改善する
5・パートのやる気と力を引き出すマニュアルづくり
    ◇均質の「売場力」をつくるためにマニュアルを活用
    ◇お客様の都合を優先させたマニュアルをつくる
    ◇最強オペレーションの陰にパートの活用あり
6・こんなに成果があがる!小グループ活動の売場改善事例
    ◇店舗レイアウトを柔軟に展開する
    ◇小グループ活動で横の連携がよくなった売場
    ◇小グループ活動で売場が明るく元気になった!
7・問題点の「見える化」で関心を高める
    ◇生産現場を強くする「見える化」を売場で活用
    ◇「見える化店舗」で仮説を検証する

第2章 戦う集団に変身して「集団力」をパワーアップする

1・集団の意識改革は五パーセントの人材育成から始まる
    ◇社員の能力をチームに活かすマネージメント
    ◇五パーセントの人を意識改革すれば集団が変わる
    ◇集団をマネージメントするための四つの原則
2・顧客満足は従業員満足から生まれる
    ◇お客様を見ていてこその「お客様第一主義」
    ◇従業員満足とは従業員に媚びることではない
    ◇不振企業の共通項を売場から撃退せよ!
    ◇社内称号や資格の取得で思わぬ力を発揮する
3・パートの戦力化は競争戦略の中核をなす
    ◇パートが定着しないのは企業の魅力不足
    ◇「雇用品質」を高めて優秀なパートを集める
    ◇本質を突く「私が客なら……」で発想するパートの意見
    ◇グループ・インタビューでパートのもっている情報を活かす
4・パートの自主性を引き出す小グループ活動の進め方
    ◇パートの小グループ活動にはサブグループが必要
    ◇フレキシブルな売場運営ができるパートの多能化 

第3章 顧客の都合に合わせた販促であれば必ず「集客力」は高まる

1・日常的な客数を増やすことこそ集客力の本質
    ◇「客数」が店の実力をはかる物差し
    ◇「集客力」を高めるための二つのアプローチ
2・販売促進企画では売れない!買物促進企画で集客する
    ◇売り手の都合ではなくお客様の都合
    ◇一人のお客様をイメージした企画発想法
3・絶対集客できるチラシのノウハウのいろいろ
    ◇適切に使えば効果の大きい「折り込みチラシ」
    ◇折り込みチラシに向かない販促に注意!
    ◇折り込みチラシのラフ案は自社でつくれ
    ◇心が動くタイトルとキャッチコピーを併記したチラシ
    ◇競合店に負けないチラシ掲載商品のアイテム数
    ◇必ず来店したくなる集客商品
    ◇新規客を増やすには地図が不可欠
4・チラシを成功させる七つのキーワード
5・セールを成功させる七つの集客作戦

第4章 ライバルとの切磋琢磨で「競合力」を磨く

1・勝てる「競合力」は教育研修からつくられ
    ◇大切なのはかねあいを誤らないこと
    ◇「間」とは将来の戦いのための備え
    ◇教育研修は戦いのための備え
2・小にして大をしのぐ競合戦略の秘策
    ◇規模の差を恐れず競合店の弱点を分析
    ◇オペレーション力が決定的な企業間格差を生む
3・競合店が嫌がることを徹底的に実行する
    ◇守りで勝つことはありえない
    ◇競合力が五分五分以上であれば相手の強みを叩く
    ◇競合店のやり方を真似してしまう
    ◇競合店の集客商品を叩け!
4・店舗改装で緩んだ売場を奮い立たせる
    ◇ライバルの出店は絶好のチャンス
    ◇ライバルの勢いを削ぐセールの打ち方
    ◇店舗改装の効果を高める勘所
    ◇店舗改装で「競合力」をキープする
5・敵を知り己を知るための競合店調査
    ◇繁盛する店は皆調査を十分に行っている
    ◇調査目的を明確にして競合店を見抜く
    ◇競合店で自店のパートに買物調査をしてもらう

第5章 商品の魅力を売場から伝える「情報発信力」

1・商品の魅力が伝わる店舗オペレーションをつくる
    ◇よい商品でも放っておいたら売れない
    ◇「単品管理」を進化させた「単品訴求」の技術
    ◇売場の自主性を活かす仕組みをつくれ!
2・商品の魅力は「見える化」技術で伝える
    ◇商品の魅力を伝えるのは売場の役目
    ◇再来店につながる「全商品を見える化」する技術
    ◇お買い得感を演出する「プライス・ポイントの見える化」
    ◇「売りたい商品の見える化」で売れ筋商品をつくる
    ◇「商品の違いが見える化」で新商品を売る
    ◇「売場変化の見える化」でマンネリ感を打破する
    ◇「売場コンセプトの見える化」で売場の主張を伝える
3・売りたい商品を確実に売れ筋商品に仕立てる方法
    ◇提案販売で売りたい商品を売れ筋に
    ◇折り込みチラシとVMDは連動させる
4・情報不足をカバーするPOPによる情報発信法
    ◇商品と売り方のコラボレーションが重要
    ◇雑誌の編集感覚でコーナーをつくる
    ◇商品分類の切り口を変えると新鮮な商品に変わる
    ◇プロの目から見た情報を発信する
5・商品の特長を納得させる接客力
    ◇接客力の重要性を考える
    ◇バイイングポイントを外さない接客
    ◇名前を呼んで個別応対を印象づける
    ◇お客様から相談される仕掛けをつくる
    ◇手づくり情報チラシで商品情報を発信する
 

第6章 自由闊達な売場をつくる「リーダー力」

1・売場リーダーに適した資質とリーダーシップの基本
    ◇リーダーの心得で最も大事なこと
    ◇部下から信頼されるリーダー像
    ◇上司と部下の期待をジョイントして成果をあげる
2・自分を認めてもらうことよりまず相手を認める
    ◇リーダーはまず部下を認める
    ◇部下に無能な人はいないと思え!
    ◇部下を信頼するリーダーは部下から信頼される
3・失敗を認めない売場から進歩は生まれない
    ◇成功は失敗の積み重ねから生まれる
    ◇失敗は人格を責めるのではなくその事実を指摘する
    ◇仮説にこだわりすぎるのも失敗のもと
    ◇信頼関係が揺るがない部下の叱り方
4・思うように働かない部下の指導の仕方
    ◇部下を理解すれば部下も変わる
    ◇「全体の最適化」を認識して部下の専門知識を活かす
    ◇言葉は誤解されて伝わるものと思え!
5・リーダーはもっとコミュニケーション技術を高めよ!
    ◇気心が知れていても以心伝心はできない
    ◇部下がわくわくしてくる目標を持たせる
    ◇仕事に集中させれば部下の不満は解消する

おわりに


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