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エンパワーメント・コミュニケーション

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エンパワーメント・コミュニケーション
著者:岸 英光 1,575円
A5判 ISBN 978-4-86063-015-7
本質的なところから人を「力づけ」現実を変えていく行動力を引き出すのが「エンパワーメント・コミュニケーション」です。自分と相手を変えるコミュニケーションの扉がここに。
【本書の内容】
第1章 コミュニケーションとは自分と相手を変えるもの
第2章 コミュニケーション・パワーが多くのことを可能にする
第3章 必ず結果を生み出すコミュニケーションの技術
第4章 できない」を「できる」に変えるコミュニケーション
【著者はこんな人】
岸 英光(きし・ひでみつ)
●―1963年東京生まれ。千葉大学卒業後、帝人(株)にてマーケティング企画・営業・システム開発などを手がけると同時に、最新のコミュニケーション学、心理学、各種能力開発のトレーニングに参加。1992年に独立後、世界都市博覧会、アフリカ日本協議会設立、同国際シンポジウムなどさまざまなプロジェクトを手がける。その一方、日本人に欠けている本質的なコミュニケーションや能力開発、個人や組織のパラダイム・シフトに関してコンサルティング、研修、講演、執筆活動等を行う。対象は企業、自治体、学校、病院、NGOなどあらゆる分野に渡っている。
●―現在、岸事務所代表、コミュニケーションテクノロジー研究所チーフ・コーチング・ディレクターを務め、産業能率大学、日本能率協会、日本能率協会マネジメントセンター、人材開発協会、NTTラーニングシステムズ、(株)テラ・コーポレーション、P&Sコミュニケーションズ、イルミアアカデミィ、(株)リードクリエイト、フォーユー学園など、さまざまな団体の顧問、コンサルタント、講師、コーチを務めている。
●―著書に『最強リーダーのパーフェクト・コーチング』(PHP研究所 監修)、『コミュニケーションが上手になる技術』(あさ出版 監修)、『自分の値段がズバリわかる』(かんき出版 監修)、『Market Value Assessment(統合型市場価値測定テスト)』(市場価値測定研究所 監修)等がある。
336-0021
埼玉県さいたま市別所 7-14-43-309
岸事務所  岸 英光
TEL 048-838-1328
hkishi@msc.biglobe.ne.jp
http://www.communication.ne.jp

■本書はこんな本(著者の言葉)■
はじめに

「コミュニケーションで世界がこんなにも変容するものなんだ!」――コミュニケーションの世界にかかわり始めたとき、わたしはこのような強い衝撃を受けました。
 その後、この世界を探求すればするほど、新たな可能性が生まれ、多くのパートナーがあらわれて、活動の範囲がさまざまに広がってきました。
 ただわたしはこの過程でずっと、ある疑問を感じ続けてきました。
 わたしたちの国では、いたるところで「コミュニケーションを大切に」とか「心の時代だ」などと声高に叫ばれています。
 ところが子供たちにも、子供たちに最も影響を与える先生やお母さんたちにも、コミュニケーションや心の問題を学ぶ機会がほとんどありません。また企業で働く多くの人たちも、組織の中でコミュニケーションを使いこなせずにパワーを失っています。この現実がなかなか変わらないことに不可解さを感じたのです。
 しかもコミュニケーションに関する本の多くは、コミュニケーションを単なる意思伝達のツールのように扱っており、コミュニケーションの本質を伝えるものではないようにも感じていました。
 コミュニケーションは単なるツールやテクニックではありません。コミュニケーションの中には人を、根本的な部分から変容させるものがあります。
 わたしはこうしたコミュニケーションの本質を多くの人々に伝え、わたしたちの文化の中に編みこむことができればと思い、そのために、微力ではあるものの活動を続けていこうと考えたのです。
 ここ数年、本当にありがたいことに、年間四〇〇回前後の講演や研修の依頼を受けています(一日二回ということもあるのです)。日本中の企業、自治体、学校、幼稚園、塾、病院、歯科医院、NPO、カウンセリング学校、コンサルティンググループ等々、人と人が関わるあらゆるところでお話ししています。
 テーマは、コミュニケーション、コーチング、カウンセリング、メンタリング、メンタルヘルス、リーダーシップ、パートナーシップなどです。つまりはコミュニケーションと人間の分野で、そのすばらしさと深遠さ、可能性などをお伝えしているのです。
 今回は、それら講演や研修でお話ししているコミュニケーションへの入り口を、『エンパワーメント・コミュニケーション』という書籍の形で、読者の方々に提供できることとなりました。

「権限委譲」という意味で使われることが多いエンパワーメントは、もともとは「エンカレッジ」(勇気づける)のように、「力づける」という語義をもっています。
 ただしわたしたちは「力づける」というと、「大丈夫だよ」「君ならできるよ」などと励ましたり、激励したり、ほめたりする行為を思い浮かべますが、ここで言う「エンパワーメント」は、それらの力づけとは違った意味をもっています。なぜなら、厳しい現実に立ち向かうときには、根拠のない励ましは全く意味をもたず、場合によっては逆にプレッシャーになってしまうなど、必ずしもパワーにならないことが多いからです。
 本質的なところから人を力づけるためには、単なる心理的な高揚感を与えるのではなく、主体性や創造性、的確な行動や柔軟な対応力、実際に現実を変えていくリアルな行動力などをその人自身の中から効果的に引き出すことが必要です。
 そのスキルを、できるだけ多くの人々に身につけていただきたいと考えて著したのが本書です。
 最後に、この度の出版に当たって、次の方々に心から感謝の意を伝えさせていただきます。
 パラダイムやコンテクストに関するセンスを徹底的にトレーニングしてくださった多くのトレーナーやコーチの皆さん、出版の出会いをつくってくださった心理カウンセラーの浮世満理子さん、いつも私をあらゆる分野からインスパイアし続けてくれているネットワーク、ヌースフィア・プロジェクトの皆さん、よきパートナーであるコミュニケーション・テクノロジー研究所の上村光弼所長、世界中に散らばるコミュニケーション・トレーニングやコーチング講座の参加者の皆さん、一緒に多くの場を創りあげてくださっているエージェントやビジネス・パートナー、そして地域の教育委員会やPTAの役員の皆さん。
 そして、いつも飛び回っている私をサポートし力づけてくれている妻稲子と、コミュニケーションの深さと人という存在のすばらしさを見せてくれる長男光輝と次男勇輝、この分野で仕事をしていくことに理解を示してくれている両親と祖母に心から感謝します。
 そして、何よりもこの本を手にとってくださったあなたに、ありがとうございました。

 二〇〇三年 初春                                  

                                       岸英光

■■本書のもくじ■■

はじめに

 第1章 コミュニケーションとは自分と相手を変えるもの

●コミュニケーションは「する」ものではなく「起こってくる」もの
●コミュニケーションはテクニックではない
●BE(あり方)がなくてDO(行動)だけがある日本人
●大切なBE、DO、HAVE(ある、する、もつ)の一致
●言葉を使わないコミュニケーション、
 人以外のものとのコミュニケーション
●何でもない一言で物事が動き始めることがある

第2章 コミュニケーション・パワーが多くのことを可能にする

●コミュニケーションに何ができるか
●「味わう」ことで人は自由になることができる
●心の自己治癒力がついてくる
●コミュニケーションは痛みを和らげストレス耐性を高めてくれる
●免疫力を高めるコミュニケーション
●コミュニケーションによって見えないものが見えてくる
●自己表現と自己発見のコミュニケーション
●自分の本当の意思を見出すコミュニケーション
●行動力、能力、才能を開かせるコミュニケーション
●「感じとる」コミュニケーションの能力
●コミュニケーションは人を素直にし価値観を広げる
●バイタリティーを生み出すものとは何か?

第3章 必ず結果を生み出すコミュニケーションの技術

●コミュニケーションの五つの段階
●ドアオープンとアイスブレイク
●そのままでいられる「場」をつくる
●ペーシングでコミュニケーションをスムーズにする
●会話から抵抗を取り除く
●「ただ受け止めること」で創れるものとは?
●人は自分で出した答えには責任をもつ
●「ノーを言う、ノーをもらう」ことのすすめ
●「何でも言える関係」という約束をする
●創造性を生むサイレンスのあるコミュニケーション
●一歩進んだ「聴く技術」〜相手の「あり方」を聴く
●なぜ「聴く」ことができないのか〜その裏にあるもの
●物事を探究し明確にする正しい質問の技術
正しい質問の技術(1) 言い訳と弁解を生み出す間違った質問
●「なぜできなかったのか?」
正しい質問の技術(2) プラスを生み出さない間違った質問
●「なぜ勉強しなければならないの?」
正しい質問の技術(3) ネガティブな正しい質問
●「友だちがいなければ、どうなるだろう?」
正しい質問の技術(4) 事実を把握する正しい質問
●「何があったの?」
正しい質問の技術(5) 結果を生み出さない間違った質問
●「どうすれば、会社を明るくすることができますか?」
正しい質問の技術(6) 自分のあり方を問わない間違った質問
●「彼と結婚して幸せになれるでしょうか?」
正しい質問の技術(7) モチベーションを生み出す正しい質問
●「何があればやる甲斐があるか?」
●「打つ手」を見つけ出すコミュニケーション〜チャンクダウンの技術
●隠れている意図や目的を見つけ出すコミュニケーション
●気づかせるコミュニケーションのつくり方1〜親子の会話の場合〜
●気づかせるコミュニケーションのつくり方2〜職場での会話の場合〜
●心から気づかせるコミュニケーション〜内観によって心からの感謝が生まれる
●物事を正しく見るための自分自身とのコミュニケーション
●多くの人に誤解されている「共感」という言葉

第4章 できない」を「できる」に変えるコミュニケーション

●日本でだけうまくいかないコーチング
●なぜ日本人はコミュニケーションが苦手なのか?
●パラダイム(枠組み)を変えなければならない
●「うまくいかない人」はなぜいつもうまくいかないのか?
●パラダイムにとらわれて生きている人々
●パラダイムにどのように対処すればよいのか?
●パラダイムを超えて行動を生み出すデザインをする
●計画でもやる気でも人は動かない
●未来をつくり出すものは何か
●反省はするな。反省は役に立たない
●すぐにやるべきことは何か〜緊急なことと重要なこと
●まず行動し、失敗する〜効果的な行動の生み出し方
●自分の行動を止めるものを見つけ出す
●「人と一緒にやる」という行動のデザイン
●傷ついた人を救うコミュニケーション
●プロセスの質を追い求めれば深い充実感が得られる

あとがき

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