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これ1冊でできるわかるキャッシュフロー計算書のつくり方
著者:轟 茂道
監修:金児 昭
1,260円
A5判 ISBN 978-4-86063-163-3
【担当編集者のコメント】
 今日、日本において企業活動を行う際には、あらゆる面でグローバル・スタンダードを念頭に活動することが必要となりました。会計の世界でも企業会計基準が整備され、キャッシュフロー計算書の重要性が認識され始めています。本書は、この第三の決算書であるキャッシュフロー計算書を作成するための解説書です。この計算書の基本的な意味や仕組みから連結まで、誰でもカンタンに身につけることができます。
【著者のコメント】
 21世紀に入って、連結決算書として連結キャッシュフロー計算書の作成が始まりました。これにより、従来の貸借対照表と損益計算書だけでは分からなかった企業の経営状況が明らかになり、すべての会社がキャッシュフロー計算書をつくる時代に入りました。本書では、経理の知識のない人でも、しっかり理解できるよう、この計算書の意味とつくり方について、ていねいに説明しています。新会社法にも対応しているので、実務にも即、活かすことができます。また、各章の最後に理解度CHECKを設けたので、理解度を確認しながらキャッシュフロー計算づくりを体験できるようになっています。本書が、会社で働く多くの皆さんのお役に立てれば、こんなに嬉しいことはありません。
【著者はこんな人】
●轟 茂道(とどろき・しげみち)
1946年神奈川県生まれ。1969年慶應義塾大学商学部卒業。公認会計士。日本管理会計学会会員。日本原価計算研究学会会員。2006年公認会計士第3次試験委員。主な著書に、『グループ経営ハンドブック』『企業競争力の秘密』(共著、以上、中央経済社)、『企業グループの価値を高める! 連結経営と会計実務』(共著、税務研究会出版局)、『3ステップ式だから新会計基準の決算書がラクラクわかる本』(共著、あさ出版)などがある。

【監修者はこんな人】
●金児 昭(かねこ・あきら)
1936年東京都生まれ。1961年東京大学農学部農業経済学科卒業後、信越化学工業に入社。38年間、経理・財務の実務一筋。92〜99年常務取締役(経理・財務・法務・資材担当)。現在、経済・経営評論家。信越化学工業顧問。早稲田大学大学院商学研究科客員教授。日本CFO(最高経理・財務責任者)協会最高顧問。94〜97年公認会計士試験(筆記・口述)試験委員。98〜2000年金融監督庁(現金融庁)顧問(専門分野『企業会計』)を歴任。1996年〜社交ダンス教師有資格者。主な著書に、『会社をよくする みんなの「経理・財務」』『ビジネス・ゼミナール会社経理入門』(以上、日本経済新聞社)、『いつか社長になってほしい人のための「経営と企業会計」』(税務経理協会)、『すぐやる人になれば仕事はぜんぶうまくいく』(あさ出版)、『「この一言」が言える人になれ』(三笠書房)、『リーダーのための簿記の本』『社長! 1円の利益が大切です』(以上、中経出版)、『「できる社長」だけが知っている数字の読み方』『もっと早く受けてみたかった「会計の授業」』『「数字」がわかれば仕事はぜんぶうまくいく』(以上、PHP研究所)、『お父さんの社交ダンス』(モダン出版)など多数。

■■本書のもくじ■■

はじめに

プロローグ だからキャッシュフロー計算書が大事!

キャッシュフロー計算書って何?
   勘定あって銭足らず/利益とキャッシュの両方を押さえる/
   キャッシュフローも連結で捉える/個別の会社のキャッシュフロー計算書が大事
   全体をつかみ、部分を捉える

第1章 キャッシュフロー計算書の基本を押さえる

1 キャッシュフロー計算書のしくみをざっと知っておこう
   三つの区分、二つの表示法
2 「営業活動によるキャッシュフロー」の基本を押さえよう
   営業キャッシュフローには何を記載するか/営業収入とはこんなもの/
   営業支出とはこんなもの/営業と直接関係ない項目は分けて記載する/
   営業キャッシュフローには損益計算書のほとんどが含まれる
3 投資活動、財務活動によるキャッシュフローの基本を押さえよう
   投資キャッシュフローには何を記載するか/財務キャッシュフローには何を記載するか/
   「入り」と「出」をそれぞれ総額で表示する/相殺取引の表示
4 キャッシュの範囲をつかんでおこう
   現金はいつでも自由に使えるおカネ/現金同等物は3カ月以内に現金になるおカネ

●理解度CHECK

 

第2章 営業キャッシュフローの計算手順を押さえる

1 税引前当期純利益からスタートする
   発生主義と現金主義の差異を調整する
2 非キャッシュ損益を調整する
   資金の「入り」と「出」を伴わない損益/減価償却費/有価証券評価損
   固定資産除却損
3 投資・財務キャッシュフローにかかわるものを調整する
   有価証券売却損益や固定資産売却損益等
4 退職給付引当金などの増減を調整する
   残高の純増減で調整する
5 売掛金の増減を調整する
   純増分はキャッシュの減、純減分はキャッシュの増
6 その他の資産・負債の増減を調整する
   資産の減はキャッシュの増、負債の減はキャッシュの減/営業キャッシュフローを改善するヒント
7 受取利息、受取配当金、支払利息を調整する
   営業損益のキャッシュフローを明確に表示する/利息・配当金の受取額、利息の支払額も明示する

●理解度CHECK

 

第3章 貸借対照表と損益計算書からキャッシュフロー計算書をつくる

1 キャッシュフロー計算書をつくってみよう
   貸借対照表の前期と当期の差額を計算する
2 営業活動によるキャッシュフローを作成する
   営業キャッシュフローの作成手順
   手順1 税引前当期純利益からスタートする/手順2 非キャッシュ項目を調整する
   手順3 受取利息、配当金、支払利息をいったん抜き取る /手順4 投資有価証券売却益を抜き取る/
   手順5 投資・財務活動以外の取引を抜き取る/手順6 営業活動にかかわる資産と負債の増減を調整する/
   手順7 利息等の受取額、支払額を計算する/手順8 投資・財務活動以外の取引をマイナスする/
   手順9 法人税等の支払額をマイナスする
3 投資活動によるキャッシュフローを作成する
   取得と売却の内訳を書き出しておく
   手順1 有価証券の取得による支出と売却による収入/手順2 有形固定資産の取得による支出と売却による収入/
   手順3 投資有価証券の取得による支出と売却による収入/手順4 資金の貸付や回収
4 財務活動によるキャッシュフローを作成する
   貸借対照表の負債と純資産(資本)が中心となる
   手順1 短期借入金を見る/手順2 長期借入金を見る/
   手順3 株式・社債の発行を見る/手順4 配当金の支払額を引く
5 収入と支出の流れからキャッシュフロー計算書を作成する方法も知っておく
   売上高からスタートする/直接法による営業キャッシュフローの作成手順
   手順1 売上高から営業収入を計算する/手順2 売上原価から仕入支出を計算する/
   手順3 人件費支出を計算する/手順4 販売費および一般管理費と売上原価からその他の営業支出を求める
6 外貨建の取引がある場合はどうするのか
   外貨建の取引では為替差損益が生じる
   営業活動にかかわる為替差損益1 外貨建貸付金/営業活動にかかわる為替差損益2 外貨建売掛金/
   外貨建キャッシュにかかわる為替差損益はキャッシュ自体の増減とする
7 消費税の取扱いを知っておく
   会計実務に沿って消費税のキャッシュフローを計算する/間接法による営業キャッシュフロー/
   直接法による営業キャッシュフロー
8 リース料の取扱いも要注意
   借り手側の支払リース料のキャッシュフロー/貸し手側の受取リース料のキャッシュフロー

●理解度CHECK

 

第4章 連結キャッシュフロー計算書をつくる

1 連結決算で何が分かるのか
   企業グループを一つの会社とみなす/原価は最初の数字、売上は最後の数字で捉える/
   未だ実現していない利益という考え方/企業グループ全体の力を把握する
2 連結損益計算書とはこんなもの
   当期純利益の重要性
3 連結貸借対照表とはこんなもの
   グループ会社全体の財政状態をあらわす
4 連結キャッシュフロー計算書とはこんなもの
   連結会社を一つの会社とみなしてキャッシュの流れと残をつかむ/実務的には簡便法がダンゼン有利
5 連結キャッシュフロー計算書特有の項目を理解しよう
   個別キャッシュフローを理解していればOK!/連結調整勘定と連結調整勘定償却額/
   持分法による投資利益/新規連結子会社の取得による支出/少数株主からの払込みによる収入/
   少数株主への配当金の支払額
6 数字にあらわれない情報を捕捉する
   資金の範囲を最終的に決めるのは経営者/資金範囲を変更したら、事実・理由・影響額を記載する/
   重要な資産・負債の内訳を注記する/重要な非資金項目を記載する
7 海外に子会社がある場合はどうなるのか
   現地通貨でつくられた決算書を円に換算する/換算差額で外貨と円貨を調整する/
   円換算後の貸借対照表と損益計算書から作成する/為替変動はこう調整する/為替換算調整勘定とは何か
8 連結会社が振り出した受取手形を割り引いたとき
   銀行から借入れたのと同じこと

●理解度CHECK

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