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3ステップ式だから(体験版 CD-ROM付き)
パソコン会計をやる前に読む経理と簿記の本
著者:中村 章 1,575円
A5判 ISBN 978-4-86063-021-1
何らかの事業を営む個人・法人にとって、経理はなくてはならない業務です。最近は財務会計ソフトを使ったパソコンで経理を行う事業者の方が増えていますが、パソコンとソフトさえあれば帳簿づけができると思ったら大間違いです。市販のソフトを使うメリットは、わかりづらい転記作業や計算作業から解放されることにあります。しかし、簿記や会計の知識がない人では、入力するデータや帳票類の数字が何を意味しているかもわからないということになってくるのです。まずは、本書で実例に沿ってパソコン経理を体験しながら経理の知識をものにしましょう。
【本書の内容】
STEPの前に 今や経理はパソコンが当たり前です!
STEP1   経理の基本「複式簿記」の簡単なしくみを理解しよう
STEP2    経理と簿記の仕事はこうやって進める
STEP3   青色申告、消費税など税金の経理処理はこうする
【著者はこんな人】
●中村 章(なかむら ・あきら)
 昭和30年鹿児島県生まれ。税理士、法学修士、中村章税理士事務所所長。
●清水利昭(しみず・としあき)
昭和38年東京都生まれ。中村章税理士事務所スタッフ。
●佐藤忠親(さとう・だたちか)
昭和46年茨城県生まれ。中村章税理士事務所スタッフ。
●増木清行(ますき・きよゆき)
昭和30年東京都生まれ。著述家、財務戦略コンサルタント・経営コンサルタント、
中小企業経営・企業戦略・会計等に関する書籍を20冊余り著している。

中村章税理士事務所
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-22-1 上野ビル
FAX 03-5389-5845

■本書はこんな本(著者の言葉)■
はじめに

 ◆パソコン会計にも経理の基礎知識は必要

 現在、さまざまな財務会計ソフト(経理ソフト)が市販されています。その宣伝文句・キャッチコピーを見ると、いかにも簿記・会計や経理をまったく知らないズブの素人でも、財務会計ソフトを使えば簡単に帳簿づけができると思えるようなことが書いてあります。
 たしかに、最近の財務会計ソフトを活用すれば、比較的簡単に帳簿づけを行うことができます。
 しかし、簿記・会計の知識がまったくない人が、会計ソフトの操作マニュアルに従って帳簿づけを行おうとしてもうまくできない場合が多いようです。いくらパソコンに強い人でも、簿記や経理の知識がないと財務会計ソフトはうまく使えません。
 市販の財務会計ソフトを使うメリットは、ステップ1で詳しく説明するように、わずらわしい転記作業や計算作業から解放されることにあります。しかし、そのためには、多少なりとも複式簿記や経理についての知識が必要なのです。
 もし、これらの知識がまったくないと、何を基準にどんなデータを入力すればいいのかわかりません。しかも、仮に会計ソフトでデータをアウトプットできたとしても、その数字が何を意味しているかもわからない、ということになってしまいます。
 とはいえ、パソコン会計に要求される経理・簿記に関する知識は、それほどむずかしいものではありません。
 個人事業者や小さな会社の社長の多くは、「経理・帳簿づけ」と聞いただけで、「何だか複雑で大変なもの、ややこしいもの」という気分になるようです。
 しかしそんなに敬遠する必要はなく、基礎的な知識があれば十分なのです。本書では、その基本的な知識とスキルについて述べていきます。

◆多くの人が簿記のしくみで挫折する

 経理をむずかしく感じさせている原因は、たいてい「複式簿記」にあるようです。簿記の知識がない人が経理に取り組むと、必ずこの簿記のしくみで戸惑います。
 そこで仕方なく簿記関係の本を読もうとするのですが、その本も非常にわかりづらく、「何で自分が、今さらこんなわけのわからないことを勉強しなければならないのか」という気持ちになってしまいます。
 一般に複式簿記のテキストは、日商連の簿記検定に合わせたものや、大学の簿記論で使うようなものが多いようです。一番やさしい「日商簿記3級」クラスでも、初めての人が暇をみながら取り組むのはかなり大変です。
 複式簿記の専門書を使って勉強し始めた人のなかには、何ページも進まないうちに、わけのわからない専門用語で頭の中がパニックになり、思わず放り出してしまった、という人が少なくないはずです。
 そういう人の場合、問題なのは、複式簿記を一から百まで一度にマスターしようとすることにあります。
 たしかに、パソコンを使わずに複式簿記で帳簿をつくるには、日商簿記3級クラスの知識とスキルを身につけておく必要があります。とくに時間がかかるのはスキルのほうで、このスキルを身につけていなければ、記帳や計算の実務ができません。
 しかし、ここがパソコンの便利なところで、パソコンを使えば、そうしたスキルは必要なくなります。適切にデータを入力しさえすれば、すべてパソコンが処理してくれるからです。
 パソコンがあなたの手(記帳処理)となり頭(演算処理)となり、高度な実務処理能力を補ってくれるのです。
 パソコン会計に求められる複式簿記の知識は、基本中の基本です。ですからもっとも基本となる複式簿記のしくみさえ理解しておけば、誰でもパソコン会計に取り組むことができるのです。
 最近の財務会計ソフトはよくできています。うろ覚えな知識でも、ヘルプ機能を使えば、入力するデータが適切か不適切かを確認しながら作業を進めていくことができます。
 最初は初歩的な複式簿記の知識しかなくても、見よう見まねでパソコン会計に取り組んでいるうちに、だんだんと理屈が理解できるようになるでしょう。そして最後にはあなたも、「複式簿記なんて簡単だ!」と思うに違いありません。

  2003年4月

                       中村 章/増木清行

■■本書のもくじ■■

はじめに

パソコン会計にも経理の基礎知識は必要
多くの人が簿記のしくみで挫折する

stepの前に
今や経理はパソコンが当たり前です!

●経理の仕事の内容をつかもう
●事業活動を数字でつかむ
●パソコンなら複雑な経理処理も簡単にできる

step-1
経理の基本「複式簿記」の簡単なしくみを理解しよう

●簿記には複式簿記と単式簿記がある
●取引を借方・貸方に区分する
●仕訳帳・元帳・試算表を作成する
●取引は8つの組み合わせが基本になる
●財務会計ソフトで仕訳帳の作成から決算処理までを行う方法
●決算書は経営成績と財政状態をあらわす
●貸借対照表は財政状態をあらわしている
●損益計算書は経営成績をあらわしている
●手作業で帳簿づけをする方法

step-2
経理と簿記の仕事はこうやって進める

●実際に帳簿づけを体験してみよう
●現金取引に関する記帳を行う
●商品管理には商品有高帳を使う
●売掛金と買掛金の処理方法
●手形の基本と仕訳の方法
●給与支払いと源泉徴収を行ったときの仕訳
●仕入に関して記帳する
●売上に関して記帳する
●月締めをして商品の動きと商品販売益をつかむ
●販売・仕入以外の取引で発生する費用科目
●機械設備などを購入した場合は資産になる
●固定資産を購入したとき、改造したとき
●製造業の原価計算の仕方
●決算手続きの方法
●期末に棚卸資産を評価する方法
●有価証券の評価を行う
●回収できない債権は必要経費に計上できる
●経過勘定として計上するもの
●決算整理に精算表を活用する
●最後に帳簿を締め切る
●財務諸表の作成に挑戦しよう

step-3
青色申告、消費税など税金の経理処理はこうする

●個人事業者や小さな会社が納める税金
●法人税の課税と納税のしくみ
●青色申告とは何か
●青色申告の記帳義務
●青色申告の進め方
●小さな会社が受けられる青色申告の特典
●消費税のしくみを理解しよう
●消費税の処理の仕方
●消費税の納付額を計算する
〈簡易課税の場合〉
●消費税の納付額を計算する
〈本則課税の場合〉

巻末資料

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