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弁護士がきちんと教える
交通事故 示談と慰謝料増額【暮らしの法律シリーズ】
編著者:みらい総合法律事務所 1,575円
四六判 ISBN 978-4-86063-238-0
【担当編集者のコメント】
交通事故に遭ったとき、被害者が真っ先に優先しなければならないのは、ケガの手当てでしょう。その一方で、加害者(保険会社)との示談交渉、治療の手続きなどを並行して進めていかなければいけません。しかし、どのような書類を集め、どのように手続きを進めていくかは、簡単にはわからないものです。
そこで本書では、こうした各種手続きの流れを解説しながら、難しい慰謝料交渉で増額を勝ち取ったケースを多数紹介しています。適正かつ納得できる慰謝料額を手に入れるために、本書をご活用ください。
【著者のコメント】
突然ですが、皆さんは自分が交通事故の被害者になったときに、賠償金をどれくらい請求できるか、わかりますか? この質問に即答できる人はあまりいないでしょう。なぜなら、私たちは、そもそも事故に遭うなどとは思いもせずに、日常生活を送っているからです。
ところで、交通事故の損害賠償では、その金額について相場が決められていることをご存じでしょうか。過去の判例を詳しく見ると、この損害賠償のうちの慰謝料について、基準を大幅に上回る額を認定している場合があるのです。本書では、こうした事例を数多く集め、解説を加えています。
あなたが関わった事故が、このケースに当てはまらないかどうか、ぜひ確認してみてください。交渉の席で泣き寝入りしないためにも!
【著者はこんな人】
◆編著者紹介
みらい総合法律事務所(みらいそうごうほうりつじむしょ)
交通事故の被害者側の立場に立った弁護活動には定評がある。
また、複数の弁護士の共同受任により、大型案件にも対応している。

〒102-0083
東京都千代田区麹町2丁目3番
アーバンBLD麹町2F
TEL.03-5226-5755/FAX.03-5226-5756
http://www.mirailaw.jp

●弁護士による交通事故SOS
http://www.jiko-sos.jp/

◆執筆者
谷原誠(たにはら・まこと)
みらい総合法律事務所パートナー弁護士。平成6年弁護士登録。著書に『交通事故被害者のための損害賠償交渉術』(同文館出版)など多数。

渡邉智宏(わたなべ・ともひろ)
みらい総合法律事務所パートナー弁護士。交通事故の示談交渉及び訴訟案件を多数手がけている。徹底して被害者の立場に立つ訴訟(交渉)活動には定評がある。

横張清威(よこはり・きよたけ)
みらい総合法律事務所パートナー弁護士。常に依頼者の利益を守るため精力的に業務に打ち込んでいる。得意分野は交通事故、労働問題、契約書など。

吉田太郎(よしだ・たろう)
みらい総合法律事務所勤務弁護士。同志社大学法学部卒業。被害者・遺族側の立場で、子どもから高齢者まで多数の交通事故の問題を解決してきた。

■■本書の目次■■

はじめに

◆第1章 交通事故の基礎知識

1【交通事故処理のおもな流れ】
  事故から解決まではどう進む?
   交通事故被害者は不安でいっぱい/ケガの治療と警察の手続き/保険会社との交渉と法的手続き
2【自賠責保険と任意保険】
  交通事故にはどんな保険が適用されるの?(1)
   自賠責保険、任意保険とは?/加害者が自賠責保険に加入していなかったら……/
   加害者が任意保険に加入していなかったら……
3【健康保険と労災保険】
  交通事故にはどんな保険が適用されるの?(2)
   健康保険/労災保険
4【症状固定】
  治療はいつまで続ければいい?
   「治療を打ち切ってください」の意味は?/症状固定により損害額が確定する
5【後遺障害等級の認定(被害者請求と事前認定)】
  事故で「障害」が残ってしまったらどうする?
   後遺症の程度を分類する「後遺障害等級」/被害者請求の4つのメリット
6【加害者が負う責任の種類】
  交通事故ではどんな問題が発生するの?
   加害者は3つの責任を負う
7【損害を請求する対象と法的手続きの流れ】
  交通事故の被害者は誰を相手にするのか?
   被害者は誰を相手にするのか?/損害賠償における解決手段は3つある
8【示談の内容と原則】
  示談とはどんな手続きなのか?
   互いに譲歩し合うことが原則/示談書を取り交わそう
9【示談交渉の流れ】
  示談交渉はどのように進むのか?
   示談交渉はいつから始まる?/保険会社の提示金額に同意できるか/
   交通事故紛争処理センターでの示談・斡旋/弁護士による交渉
10【調停と訴訟】
  裁判はどのように行われるのか?
   訴訟はどのように進む?/判決前に和解が成立することも
11【過失相殺】
  被害者側の過失で賠償額が変わる?
   ほとんどのケースで過失相殺が発生する/過失相殺はどのように決まる?/
   実況見分調書を取り寄せよう/医師の指示に従わなかった場合も「過失」になる

◆第2章 損害賠償とはどういうもの?

1【損害賠償の概要】
  損害としてどんな項目が請求できるの?
   賠償金額は全損害の積み重ね/基準額を知らなければ交渉で不利になる!?
2【積極損害(1)】
  治療費
   認められるのはあくまで必要な治療費/症状固定後の治療費
3【積極損害(2)】
  入通院付添費と入院雑費、将来介護費
   近親者の入院付添費は1日6500円/将来介護費と将来雑費
4【積極損害(3)】
  通院交通費、自動車改造費
   通院交通費/自動車改造費
5【積極損害(4)】
  家屋改造費、損害賠償請求関係費など
   その他の積極損害
6【消極損害(1)】
  休業損害
   「働き方」によって異なる休業損害の算定/給与所得者/
   会社役員/主婦/個人事業者/失業者/学生、幼児など
7【消極損害(2)】
  傷害慰謝料
   傷害慰謝料は通院期間によって決まる/通院が長期かつ不規則な場合は?
8【消極損害(3)】
  後遺症慰謝料と死亡慰謝料
   後遺症慰謝料/死亡慰謝料
9【後遺症逸失利益と死亡逸失利益】
  逸失利益とは何か?
   後遺症逸失利益/死亡逸失利益
10【物的損害】
  壊れた物に対する損害請求
   修理か買い替えか/買い替えが必要な場合は/
   判例でも見解が分かれている評価損/損害として認められるその他の費用
11 損害賠償はどのように算定する?(重度後遺障害が残った場合)
   後遺症が残った16歳男子高校生の場合
12 損害賠償はどのように算定する?(被害者が死亡した場合)
   給与所得者が事故で死亡した場合の賠償請求項目/45歳ビジネスマンのケース/
   25歳ビジネスマンのケース/35歳OLのケース

◆第3章 慰謝料、これなら増額できる!
      事故原因が加害者の悪質な不注意によるケース

1 加害者がお酒を飲んでいた
    裁判例(1)名古屋地裁 平成3年8月12日判決→200〜400万円増額
    裁判例(2)大阪地裁  平成16年3月29日判決→100〜300万円増額
2 スピードオーバーで衝突された
    裁判例(1)仙台地裁 平成5年3月25日判決→200万円増額
    裁判例(2)横浜地裁 平成元年4月24日判決→200〜400万円増額
3 加害者が居眠り運転をしていた
    裁判例(1)京都地裁 平成13年11月16日判決→100万円増額
    裁判例(2)大阪地裁 平成13年7月13日判決→400万円増額
4 加害者が免許を取得していなかった
    裁判例(1)大阪地裁 平成14年1月22日判決→63〜78万円増額
    裁判例(2)東京地裁 平成13年2月22日判決→500万円増額
5 加害者が信号無視をしていた
    裁判例(1)名古屋地裁 平成4年2月7日判決→200万円増額
    裁判例(2)名古屋地裁 平成4年1月31日判決→200万円増額
6 加害者に「消極的な殺意」があった
    裁判例(1)大阪地裁 平成9年3月18日判決→100万円増額
    裁判例(1)東京地裁 平成5年3月26日判決→1200万円増額
7 加害者が脇見運転をしていた
    裁判例(1)神戸地裁 平成13年8月10日判決→500万円増額
    裁判例(2)神戸地裁 平成15年3月28日判決→300〜500万円増額

◆第4章 慰謝料、これなら増額できる!
      加害者側の態度・対応が悪いケース

1 加害者の主張が事実と異なり、不自然である
    裁判例(1)横浜地裁  平成12年5月11日判決→800万円増額
    裁判例(2)名古屋地裁 平成13年9月21日判決→40万円増額
2 加害者による謝罪がない
    裁判例(1)大阪地裁 平成12年8月25日判決→1000万円増額
    裁判例(2)仙台地裁 平成10年12月24日判決→200万円増額
3 加害者が証拠を隠そうとした
    裁判例(1)大阪地裁    平成9年12月11日判決→130万円増額
    裁判例(2)東京地裁八王子支部 平成15年5月8日判決→600〜800万円増額
4 加害者が被害者を救護せずに逃走した
    裁判例(1)大阪地裁    平成10年1月27日判決→300万円増額
    裁判例(2)東京地裁八王子支部 平成13年8月2日判決→200万円増額
    裁判例(3)東京地裁    平成13年8月29日判決→100万円増額
5 加害者から訴えられた
    裁判例(1)神戸地裁 平成12年3月30日判決→380〜410万円増額
    裁判例(2)神戸地裁 平成12年11月16日判決→1000万円増額
6 加害者が被害者に責任を転嫁した
    裁判例(1)東京地裁 平成14年4月18日判決→800〜1000万円増額
    裁判例(2)東京地裁 平成16年2月25日判決→800万円増額

◆第5章 慰謝料、これなら増額できる!
      被害者側に特別な事情があるケース

1 事故によって中絶することになった
    裁判例(1)京都地裁 平成16年7月14日→56万円増額
    裁判例(2)大阪地裁 平成6年1月19日判決→50〜60万円増額
2 将来の夢を断念することになった
    裁判例(1)東京地裁 平成10年10月9日判決→150万円増額
    裁判例(2)横浜地裁 平成5年8月26日判決→60万円増額
3 事故が被害者の家族に大きな影響を与えた
    裁判例(1)京都地裁 平成6年8月30日判決→100万円増額
4 事故が原因で婚約が破棄された
    裁判例(1)東京地裁 平成10年1月20日判決→680万円増額
5 事故が原因で離婚した
    裁判例(1)東京地裁 平成14年4月16日判決→約150万円+300万円増額
6 紛争が長期化した
    裁判例(1)東京地裁 平成14年9月26日判決→20万円増額

◆第6章 慰謝料、これなら増額できる!
      慰謝料を増額して賠償金額を調整するケース

1 被害者の顔や体の露出面に傷が残った
    裁判例(1)東京地裁 平成13年12月18日判決→160万円増額
    裁判例(2)大阪地裁 平成11年12月21日判決→420万円増額
2 歯に大きな損害を受けた
    裁判例(1)東京地裁 平成16年8月25日判決→150万円増額
    裁判例(2)大阪地裁 平成13年8月23日判決→70万円増額
3 生殖機能に障害を負った
    裁判例(1)京都地裁    平成12年8月17日判決→50万円増額
    裁判例(2)東京地裁八王子支部 平成13年9月27日判決→2196万円増額
4 嗅覚の機能が損なわれた
    裁判例(1)東京地裁 平成11年5月25日判決→330万円増額
    裁判例(2)東京地裁 平成18年3月2日判決→310万円増額
5 骨盤が変形してしまった
    裁判例(1)名古屋地裁 平成15年12月19日判決→310万円増額
    裁判例(2)横浜地裁  平成3年10月31日判決→200万円増額
6 将来的に手術を行う可能性がある
    裁判例(1)東京地裁 平成6年9月20日判決→250万円増額
    裁判例(2)東京地裁 平成11年1月12日判決→130万円増額

◆第7章 慰謝料が増額される事由があったのに増額されなかったケース

1 被害者の提起した問題が慰謝料を増額するほどではなかった
    裁判例(1)東京地裁 平成7年12月26日判決→0円増額
2 遺族が示談を拒否した
    裁判例(1)東京地裁 昭和61年5月30日判決→50万円減額
3 被害者に大きな落ち度があった
    裁判例(1)大阪地裁 平成4年2月24日判決→200万円減額
4 被害者も飲酒運転をしていた 加害者が自首した
    裁判例(1)大阪地裁 平成5年9月27日判決→0円増額

◆付録
  ●後遺障害別等級表・労働能力喪失率
  ●賃金センサスによる平均給与額一覧
  ●就労可能年数とライプニッツ係数表
  ●平均余命年数とライプニッツ係数表

コラム(1)慰謝料はブラックボックスではない
コラム(2)賠償金は税金の対象となる?
コラム(3)刑事裁判で無罪なのに民事裁判で損害賠償の支払い命令?

 

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