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ネガティブのすすめ
プラス思考にうんざりしているあなたへ
著者:最上悠 1,470円
四六判 ISBN 978-4-86063-215-1
【担当編集者のコメント】
世の中、「明るく・元気に・前向き」なポジティブ思考ばかりがもてはやされています。ポジティブになればすべてうまくいく――とばかりに。逆に、「暗い・グジグジ・後ろ向き」なネガティブのイメージは極めて悪い。「私、ポジティブです」とは胸を張れても、ネガティブでは胸は張れません。
 ですが、ネガティブには「相手の気持ちを考えられる」「危機管理能力が生まれる」「マナーが身につく」「現実を直視できる」などなど……さまざまな良さがあるのです!
「明るく前向きに」というアドバイスだけでは、かえって追い詰められてしまう人も多いもの。本書では、マイナスの感情を否定せず、味方にするためのコツを説いています。
【著者のコメント】
ポジティブ思考というものは、いい点もある反面、大きな落とし穴があるものです。ネガティブ思考の人には大きな問題があるものの、その本質には、生きていくうえでとても大切なことが含まれているのです。
さらに言えば、ネガティブ人間は、ビジネスや人間関係、芸術などにおいても、ただのポジティブ人間より間違いなく深みがあり、よりリアルでやさしさにあふれたものを生み出す原動力があります。そして、目の前の問題を見て見ぬふりをする「ポジティブ一辺倒」という人よりも、よほど現実が見えています。
心配や不安というのは、物事を多角的に見て、多くの可能性を考えられるからこそ生まれるのです。うじうじ悩むのは決して悪いことではなく、問題を解決するうえで、とても重要なプロセスなのです。
【著者はこんな人】
最上 悠(もがみ・ゆう)

精神科医。認知行動療法・対人関係療法といった現代精神療法の第一人者。 日々、臨床での治療に携わりつつ、研究活動にも取り組んでいる。また、職場のメンタルヘルスやメンタルケア企業等へのコンサルタント、大学やビジネススクール講師としても活躍中。 『家族をうつから救う本』(河出書房新社)、『薬を使わずに「うつ」を治す本』(PHP研究所)、『世界の精神科医がすすめるメンタルサプリ』(河出書房新社)、『きっと、心はラクになる』(かんき出版)、『ココロの筋トレ』(インフォバーン)など著者多数。  通信添削Z会会報『Azest』、『からだにいいこと』(祥伝社)等でもコラム連載中。

■■本書の目次■■

◆はじめに

◆第1章 ポジティブ思考には危険もいっぱい

  プラス思考は万能なのか
  無理なポジティブは、現実逃避と同じ
  過度のポジティブは人生を苦しめる
  「完璧主義」「自慢話」「傷つきたくない」そして「負け犬」
  他人の意見に耳を貸さない人たち
  人にやさしくできないポジティブ一辺倒
  ポジティブな人ほど、心も身体も病みやすい

◆第2章 ネガティブのすすめ

  ネガティブはだれもがもつ自然な感情
  人間関係を深めるカギは「ネガティブ」
  挫折体験がもつ大きなパワー
  ネガティブに考えるからこそ生まれるもの
  ネガティブが威力を発揮するとき
  ネガティブな治療者たちがもたらしたもの

◆第3章 ネガティブすぎる自分に気づいたら

  度がすぎたネガティブは自分を苦しめる
  つらすぎる心を立て直すコツ
  ネガティブすぎる自分に「反論」する
  感情をコントロールして「客観的」に
  開き直りが現実を変える第一歩
  「対処できる」とわかれば、不安は消える
  思い切って少しだけリスキーな行動を
  「性格」ではなく、「考え方」と「行動」を変える
  現実は「等身大」で見る

◆第4章 ネガティブを活かし、上手にクヨクヨする

  見立てはネガティブに、解決はポジティブに
  ネガティブの「きっかけ」は?
  ネガティブとポジティブを「モード」で使い分ける
  役になって自分を「演出」する
  「リハーサル」でピンチに強くなる
  苦手な人と話す前にもシミュレーションを

◆第5章 人生は、ポジティブとネガティブを行ったり来たり 

  自分の価値観をバランスよく見直す
  長所を伸ばすべきか、短所を矯正すべきか
  ポジティブとネガティブのメリハリを意識する
  ゆっくり、少しずつ
  もやもやの原因は「のらりくらり思考」?
  白黒をつけようとすれば、問題と向き合える
  感情に「火をつける」ことが、解決への道

◆第6章 ネガティブがもつ大きな力を、ポジティブに活かすために

  小さな失敗が自信につながる
  「できることから」の大切さ
  目標は短期と長期に分ける
  「コントロール不可能なところ」には見切りをつける
  つらいときこそコミュニケーション
  コミュニケーションが解決の糸口
  ポジティブになった人が注意すべきこと
  ポジティブもネガティブも、あくまで「手段」

◆おわりに

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