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うつな人ほど成功できる


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うつな人ほど成功できる
著:浜田幸一 1,470円
四六判 ISBN 978-4-86063-503-9
【担当編集者のコメント】
 今や15人に1人が経験するとされている「うつ」。
 うつは、誰もがなる可能性のあるものです。
 本書の著者、浜田さんを知る人は誰もが、「浜田さんがうつになるなんて、信じられない」と口を揃えます。
 私も、初めてお会いしたときは、かつてうつとはまったく思えないという印象を受けました。
 「うつから抜け出した人は強くなっている」
 それは、浜田さんのお話を聞いて、感じたことです。
 この本を読むと、うつ病のはじまりから、その治療と回復の過程までを、ありありとイメージできます。その知識は、今すぐ役だつものではないかもしれませんが、転ばぬ先の杖。自分がうつ病になる生活習慣を避けることができ、自分や家族や職場の仲間がうつ病になったときにいち早く気付くことができるでしょう。
【著者からのコメント】
 「うつは、あなたの人生を豊かにする」突然そう言われても、にわかには信じられないと思います。
 「うつ」にどんなイメージをお持ちでしょうか。
 「無気力になる」「会社に行けなくなる」「集中力がなくなる」など、
 あまりよいイメージではないと思います。 あまり知られていなかった頃は「うつは心の弱い人がかかる病気」と言われることもよくありました。
 日本では、一五人に一人が生涯でうつを経験するとされています。
 うつは、誰もがなる可能性のある病気なのです。
 「うつなんて自分には関係ない」と思っていた私も、うつになったのですから。
 私がうつになったのは、二〇〇九年十一月のことです。
 最初は「身体の調子がおかしい」程度だったのが、だんだん字が書けない、忘れ物を繰り返すなど、普通でない症状が出始めました。
 うつが悪化して仕事場で倒れ、救急車で病院に運ばれたのは、二〇一〇年四月です。
 その後、生まれ故郷に戻り、三カ月の入院生活を送りました。
 うつのときは、とても苦しい状態でした。身体の不調に加え、迫りくる恐怖感、強い不安などに襲われ、なんの希望も持てませんでした。 どん底に落ちた私を救ってくれたのが、家族の絆、友人たちの温かい励まし、病院で出会った、うつからの復活を目指す仲間たちとの友情でした。
 私はうつになった気づいたこと、学んだことが山ほどあります。
 人生観もかなり変わりました。人間、一人では決して生きられないということも、身を持って実感しました。
 恥ずかしながら、私はこれまでずっと一人でやってきた、自分の力で運命を切り開いてきたと思っていました。
 それは間違いで、多くの人に支えられていたことに、うつになって気づいたのです。
 また、うつから脱した人、うつになりやすい人ほど、成功の要素を持ち合わせていることを、私は身をもって発見しました。
 どんなものがあるかはこれからお読みいただくとして、うつを経験したことで、私の人生は楽しく豊かになったのです。
 この本では、うつな人ほど成功する根拠を、私自身の体験をベースに説いています。
 うつはつらいものですが、克服したときには、新たな世界が広がっています。
 それを実感いただけると思います。
 つらい、苦しい、うつな気分だと感じているとき。
 あるいは、周りにうつで苦しんでいる人がいるとき、この本をお役立ていただければ、うれしく思います。
【著者はこんな人】
 浜田幸一(はまだ・こういち)
 インサイトラーニング(株)主任講師、イン・フロンティア 代表
 1957年、熊本県生まれ。27歳のとき、企業講演家として有名な箱田忠昭氏の講演を九州で聴き感銘を受け、上京し、箱田氏に師事。
 主にプレゼンテーション、ネゴシエーション(交渉)、タイムマネジメント(時間活用法)を、全国の優良企業、各種団体で実施。20年間で3,000回以上の講演、研修実績を持つ。その爽やかな語り口と、受講生の立場に立った講演は、わかりやすく実践的と高い評価を得ている。特に「成功するプレゼンテーション」の講演は、「あっと言う間にプロのプレゼンターになれる」と大好評。
 2010年、うつ病で倒れ慶應義塾大学病院に搬送され、その後福岡県大牟田市の不知火病院に入院。3カ月の治療を経て完治し、講師業に復帰。
 著書は『超ラクラクスピーチ術』『超ラクラク交渉術』『超ラクラク時間活用術』(海鳥社)、『小さな会社の後継ぎ革命』(日新報道、共著)ほか。
 
 【監修者はこんな人】
樺沢紫苑(かばさわ・しおん)
1965年、札幌市生まれ。札幌医科大学医学部卒業後、北海道内の8病院に勤務。
2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。
著書に『「苦しい」が「楽しい」に変わる本』(あさ出版)ほか。

はじめに
第一章 私がうつになるなんて……
まずあらわれた身体の異常
研修講師として、充実の日々/お金の不安は心の不安/
始まりは、食欲低下と不眠から/心の病なのに、身体がガタガタに/
無理して仕事を続け、症状悪化!

抑えの利かない心と身体
姉と共に地に墜ちる/地獄の大晦日

最悪の年末年始
妻の頼みがさらなる重荷に……/うつになる人の性格の傾向/
群馬での研修でわかったこと/揺り戻しとさらに増した恐怖

私に出たうつの症状
私が起こしたあり得ない事件の数々

第二章 自殺の危機からの脱出、病院搬送
精神科医、樺沢紫苑先生のもとへ
「死にたい……いや、死んではだめだ」/決心の相談

うつは治ります!
精神科医の診断結果は……/箱田忠昭先生の理解

うつは家族の絆を強める
息子との初めての心の交流/妻の逆ギレ/母の温かい言葉

故郷の力
古い友だちと思い出の場所/「聖地」塩浜グラウンドが与えてくれたもの

ついに倒れる! 病院搬送
仕事には復帰したものの……/仕事場から救急車で病院へ

第三章「救われた」入院生活
故郷でのめぐり合い
ドクターとの不一致/入院の不安と恐怖/ついに出合えた運命の病院/
薬をできるだけ使わない治療

不知火病院での生活がスタート
規則正しい生活と診療/スタッフに支えられている安心感

復活への作戦&挑戦
「三カ月で完治させる!」/「うつ友」の優しさに癒される/
コミュニケーションによる癒し

いよいよ退院、社会復帰へ
復帰後のために/風呂場で心も裸のお付き合い

調子が悪ければまず「内科」へ
内科で「異常なし」と言われたら、うつかもしれない/
イメージよりはるかに明るかった精神科
自宅療養と入院、どっちがいい?
それぞれのメリット、デメリット/病院と付き合ううえでの注意点

第四章 うつが成功を呼び込む9の理由
なぜ、うつを経験した人は成功できるのか?
「心のよろい」が取れる/人間関係を深めやすくなる/
「い加減」になれる/「胆力」がつく/
リーダーシップに必要なあらゆる力が身につく/
コミュニケーション力が向上する/相談にうまく乗ることができる/
人一倍感動できるようになる!/人生のミッションに気づく

第五章 うつにならないためには、どうしたらいいか?
誰でも人生で三回、うつになる可能性がある
うつになった原因を探る/カウンセリングの目的とは?

ストレスをためない
うつの原因になりうる三つのストレス

「うつになりやすい人」とは?
「きちんとした人」がうつになる/「迷わずSOSを出してください」/
助けてもらうのは、悪いことではない

うつにならないための習慣
一日三十分の運動が大事/コミュニケーションがあれば、うつにはならない!/お酒は絶対に飲まない/自然に触れる

うつの薬との付き合い方
上手に付き合えば、害にならない/薬は「飲みどき」より「やめどき」

「NO」と言う勇気
何はさておき休む/断れない人はうつ予備軍

第六章 あなたの周りにうつな人がいたら……
うつは、立派な病気だと認識する
見た目でわからないからこそ、注意が必要/
うつ治療は、家族、友人、知人の総力戦/うつがくれた「絆」

うつな人への接し方 三大ルール
励ましてはいけない/安易に同情しない

うつの人に使ってはいけない言葉
「頑張れ」は基本的に禁句/復職したては一番注意が必要/
アリちゃんからのメール

おわりに


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